完走率1%『RedBull ErzbergRodeo』
ハードエンデューロ世界最高峰にして、最も過酷なレース
「エルヅベルグロデオ」
これまで6度挑戦してきた。
1〜2回目は、コースも流れも分からず、渋滞に阻まれ、本来の力を発揮することすらできなかった。
3回目。
日本のレースでは使わないような、少しの“ずるさ”と、何としても前へ進む強い意志を持ち込み、自分の持てる全てを出し切った。
それでも完走には届かなかった。
このレースがどれほど困難な挑戦なのかを、3回目で初めて知った。
それまで持っていた自信は一度リセットされ、世界の中での自分の位置を痛感した。
「知るのが遅すぎたのではないか」
そんな後悔が頭をよぎることもあった。
それでも、体力、技術、精神力――
全てを鍛え直し、再び挑戦を重ねることを決意した。
4回目は、3回目より成績を落とした。
5回目は、レース開始5分でマシンが水没し、そのまま終了。
数々の困難を乗り越えた6回目の挑戦でも、ベストリザルトは更新したものの、完走には届かなかった。
だが、このレースは毎年進化していく。
コースも、ライダーたちも、年々レベルを上げ続けている。
自分自身が成長するだけでは足りない。
世界の進化を飛び越えなければならない。
僕にとって“挑戦”とは
限りない成長への重圧であり、栄養であり、情熱の源だ。
そして 僕の挑戦は続く――